老後のお金の管理、年代別やっておくこと

お金

昔は歳老いた親は子が同居し面倒を見たものですが、最近は「子どもの世話になりたくない」「子どもに面倒をかけたくない」という中高年が増えています。自身が介護で苦労した経験から「同じような思いを子どもにさせたくない」と思われるのでしょう。

将来、子どもの負担にならず一生を終えるために必要なことは

・できるだけ健康でいること

・十分な資産があること

です。今回は老後のためにやっておくことを年代順にまとめました。人生、思い通りにいかないことも多々ありますが、不測の事態にそなえて万全の準備を整えたいですね。

50代まで

子どものかかるお金もあり、なかなか貯金が増えない家庭も多いでしょうが、生活費の中から一定の額を貯金する習慣をつけましょう。

危険なのは「子育てが一段落した」「住宅ローンが終わった」というタイミングで月々の出費が増えてしまうことです。

必要な出費が減ったときは、その分貯金に回しましょう。積み立てなど自動で引き落とされていく金融商品をさっさと契約してしまうのが吉です。

健康に関しては、勤め先や自治体から健診の案内がきたら受診するようにしましょう。極端なダイエットや、根拠の不明な健康法などに惑わされず、よく寝て、何べんなくいろんな食材を食べ、適度な運動を心掛けましょう。

 

年収が770万までの人は「限度額適用認定証」を入手しておくといいでしょう。

一定額以上の医療費が戻ってくる高額療養費制度ですが、通常ですと一旦自分で支払わなければいけません。それが限度額適用認定証を取得しておくと、先払いをする必要がなくなります。自身の加入している健康保険組合の窓口で申請してください。

60代

仕事を退職したり、同じところで働き続けるにしても雇用形態が変わったりで、収入額に変動のある年代です。そのつど生活費の見直しも進めましょう。

現役世代と同じライフスタイルを継続していたら70代で貯金が底をつく、なんてこともあり得ます。

かといって我慢ばかりでは「何のための長生きか?」と悲しくなってしまいますね。お金のかからない趣味を増やす等、老後の新しい生き方を模索するのも良いでしょう。

65歳からは年金を受給でき、公的介護サービスを受けることができるようになります。

もし子世代の扶養家族入っているなら、住民票の世帯を分けることをお勧めします。一つの家で2世帯が住むことは可能です。

介護保険は世帯収入によって自己負担の限度額が決まるため、分離しておくとその分利用料が安くなります。
世帯収入が低ければ、後期高齢者保険料などが安くなる利点もあります。

70代

財産について考えはじめましょう。「うちはそれほどの資産はないから」とついつい後回しにしてしまいがちですが、相続でもめるのは、資産家よりも普通の人々です。

いざという時すぐに売れない土地などは処分をはじめましょう。
自分が生きている間は住む場所がいりますが、最近は固定資産税対策での「減築」も流行っています。

エンディングノートなどを作り、財産の目録や、希望するお葬式、埋葬方法などを書き記しましょう。

75歳からは後期高齢者です。医療費は1割負担になります。手術などの場合高額療養費制度が使えますので、このころになれば毎月払い続ける型の医療保険は解約してもよいでしょう。

健康で仕事が好きな人はどんどん働きましょう。
心身の健康につながりますし、少しでも収入を得られるのは何よりの安心です。

自治体の「シルバー人材センター」へ問い合わせてみてください。

80代

80代でも働いている人はたくさんいます。もし苦痛でなければ接触的に社会と関りを持つようにしましょう。

遺言、エンディングノートは定期的に見直しましょう。遺言は何度でも書き直しができ一番新しいものが有効となります。

延命治療はしてほしくない、お葬式は質素にしたい、など子どもが判断に迷うようなことは積極的に書き記しておくとよいでしょう。

高齢になればなるほど貯金が底をつき、年金だけで生活できない高齢者が出てきます。

そういう場合は生活保護を受給することになりますが、このころには自分ですべて手配することはむずかしくなっている場合もあるでしょう。
親戚や公的サポートなどを利用して、孤独になることのないように日ごろから注意したいものです。

まとめ

年金だけで余裕のある生活を送るのは難しい時代です。

また自分が何歳まで生きるか知ることもできません。
できれば仕事を辞めた後も所得を得られる方法(資産の運用など)を若いうちから確立しておきたいものですね。